大企業?中小企業?個人向け?顧問弁護士にも得意な分野があるんです

何の職業のプロでも、得意分野がある、そうでもない分野があるのは当り前のことと言えます。オールマイティというのは、極くわずかな分野、わずかな人にしか存在しないと言えます。サラリーマンについても、大企業に向いている人、中小企業に向いている人がいます。それは、その人の性格とか、ものの考え方といったものにも左右されるからです。
法律の専門家である弁護士も例外とは言えません、個人向けの仕事が得意な人、中小企業向けの仕事が得意な人という具合に組織の大きさ如何で本領を発揮できる、そうでないと発揮できないということもあります。分野によっても異なります。商法の分野であるとか、労働法の分野であるとかという具合です。これも、その人の性格とか、ものの考え方にもよりますし、それまでの経験といったことも影響しているわけです。弁護士の場合は、取り扱った事例というのが、その人の財産となっていることも多く、また同じ弁護士仲間との交流や情報交換といったようなことも影響してきます。
そのあたりは、どのような仕事にも共通することと言えますが、弁護士の場合は法律の専門家であっても、世事とか、商売とか、人情とか、気質とかといった人間臭いこととは、やや疎遠で育ってきているところもあるので、やはり案件に関する経験がどのくらいあるかということが、結果的にはとても大きく影響を及ぼします。
言わずもがなですが、弁護士によって、報酬、顧問料の料金設定も異なりますので、その金額に見合う得意分野かどうかは前もってリサーチしておくことが大事になります。